『あのコの、トリコ。(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)

『あのコの、トリコ。(漫画)』のあらすじ(ネタバレ注意)と電子書籍を読むことができる動画配信サービス(VOD)をご紹介しています。

『あのコの、トリコ。(漫画)』を読むならU-NEXTがオススメ!!

『あのコの、トリコ。(漫画)』はU-NEXTで読むことができます。

31日間の無料トライアルで貰えるポイント(600円分)を利用すれば、『あのコの、トリコ。(漫画)』を実質無料で読める可能性があります。

『あのコの、トリコ』を無料で読めるか3秒で確認!!

※本ページの情報は2018年7月時点のものです。最新状況は公式サイトにてご確認ください。

『あのコの、トリコ』のあらすじ(ネタバレ含む)


2018年、実写映画化作品が公開される漫画『あのコの、トリコ。』。作者の白石ユキはずっと「Sho-Comi」(かつての「少女コミック」)で執筆している漫画家だけに、思春期の男女の心理を描くのはお手の物。

ここで登場する頼、雫、昴の三角関係はお決まりのパターンではありますが、ツボを押さえたドラマの展開はさすがです。また、この作品では舞台が芸能界ということで描かれる対象も多岐に渡り、展開も派手。バックステージものとしてもかなりのクオリティです。

映画化に当たっては鈴木頼役を吉沢亮、立花雫を新木優子、東條昴を杉野遥亮が演じているようですが、このキャスティングはまずまずといったところ。うまく原作の世界観を再現できていることを望みます。

幼馴染の3人

親の仕事の都合で、幼い頃に住んでいた町に10年ぶりに戻ってきた鈴木頼、16歳。新しい高校に通い始めますが、その学校には芸能人・東條昴が通っていました。

彼は今をときめく超人気若手俳優。雑誌の表紙にもひんぱんに登場し、その顔を見ない日はありません。しかも、立花雫という人気上昇中の新人アイドルも生徒のひとりでした。

職員室から出た頼は、いきなり雫と遭遇。雫は頼を見るなり、いきなりその頬をゲンコツで殴りつけます。実は昴、雫、頼の3人は幼馴染で、全員が劇団に所属し、一緒にスター俳優を目指していたのです。

ところが頼だけがオーディションに落ち続け、引っ越しを境として2人への連絡を取らないようになっていました。

この出会いをキッカケに、頼を無理やり雫のマネージャーをやらされる羽目に。一緒にCMの撮影現場に行きますが、ひょんなことから自分が雫の相手役として出演することになります。そのことで一躍業界の注目を浴びる頼。

実は彼には天才的な演技の才能があり、オーディションに落ちてきたのもその才能を妬まれてのことだったのです。

やがて昴も頼と再会。昴は頼の俳優としての才能を知っており、頼が本気になって芝居の道を目指すことを望んでいます。

頼がスターへ。そして雫と……

昴主演の舞台に、彼の口利きで雫が抜擢。ところが昴が交通事故で舞台に立てなくなったため、急遽オーディションが行われ、頼が合格します。舞台は大評判となり、全日満員御礼。その名演技によって頼は演劇界で注目を浴びることに。

やがて3人そろって映画「ブルーな僕ら」に出演する話が舞い込んできます。その映画のキャストに加わったのが、山田華。3人と同じ16歳ながら、超実力派と呼ばれる女優です。

彼女は頼の舞台での評判を知り、同じ優れた演技者として彼への思いを募らせていました。その気持ちは、自分が倒れた時に頼が病院まで連れて行ってくれたことでさらに深まります。

一方、昴は雫に「好きだ」と告白。それを知った頼が雫に続いて告白し、頼と雫は相思相愛の仲に発展。昴は雫を、そして華は頼を諦めざるを得ません。

ところが公開された「ブルーな僕ら」は大ヒットしたため、事務所によって2人の仲は秘密にされ、表立ってデートすることもできなくなります。

しかし思いが高まり、2人は学校や京都への修学旅行などでさらに関係を深めます。やがて桐島伶という海外で活躍する俳優が日本に帰国。

頼たちの学校にやってきます。実は彼は雫の初恋の相手。昴のほかにまたひとりライバルが現れるわけですが、雫はあくまで頼のほかは見向きもせず、頼を安心させます。

やがて2人は肉体的にも結ばれ、仕事も順風満帆。頼も伶のように映画に出るために渡米するものの、心は雫から離れません。数年後、2人は結婚。それから子供も生まれますが、頼と雫の仲はまだまだアツアツでした。

『あのコの、トリコ。』の感想


『あのコの、トリコ。』は王道の思春期ラブストーリーで、それぞれモテモテの男2人がひとりの幼馴染を巡って恋の火花を散らします。

何しろ昴が雫に対して、何のヒネリもなくいわゆる「壁ドン」をしたりするのですから、その王道ぶりがよく分かるでしょう。

作品の舞台となるのは主に芸能界。幼馴染だった3人がそれぞれスターとなり、共演しながら友情と恋愛関係を深めていくプロットですが、段々とエピソードは頼と雫中心となり、ほかのキャラクターは主に2人の邪魔をする存在としてのみ登場するようになります。

すこし話がうますぎるキライはあるのですが、頼と雫の恋愛がとにかく可愛く、読んでいて思わず応援したくなります。少女漫画好きにはたまらない1編でしょう。

キャラクターが魅力的

主役となる頼、雫、昴は幼い頃からスターを目指していて、途中、頼は一旦脱落するのですが、すでに夢を叶えつつあった雫と昴に助けられて自らも俳優として注目を浴びます。こういう設定では女の子のキャラが重要。

読んでいると雫の態度の鈍感さにイラつくともに、こういう女の子だからこそモテるんだな、と妙に納得したりします(それにしてはあまりにもモテすぎますが)。

これまでのベストシーンは、昴が雫の首につけたキスマークを見つけた頼が、その上から重ねてキスをして「これで俺のもの」というところでしょう。

続けて雫が頼の唇にキスする場面を含め、その生々しい描写には思わず息を呑みます。下手にエッチシーンを描くよりはるかにエロチックでした。

あと、京都の撮影所の場面も秀逸。それぞれが新選組の一員や町娘に扮するという設定ですが、和服姿が素晴らしく、ここらへんは(前後のシーンも含めて)ぜひ映画化に当たっても取り入れて欲しいところです。

また、雫が仕事のために水着姿になる場面も多く、この辺はアニメになったらオタク男性の人気を呼びそうです。とにかく雫というキャラが魅力的で、アニメ化を希望したいと思ってしまいます(声優はだれがいいのか、自分なりにキャスティングして楽しめます)。

リアリズム不足がデメリット

この作品で不満なところは、ストーリー的にあまりにリアリズムを無視している点でしょうか。

1巻の冒頭で頼が転校してくるのですが、廊下で雫と再会してからは学校の日常はほとんど描かれず、ひたすら3人を中心に芸能界での非現実的な人間模様が展開されるだけ。

頼と雫が相思相愛の仲になったあとも、「仕事が忙しくて中々会えない」という設定になり、これでは同じ学校に通っているという前提が活かされません。これではリアルな学園モノの要素を期待していたこちらとしてはガッカリさせられます。

さらに、物語自体もこの手の恋愛ものの見せ場をつないでいっただけ、という印象があり、ところどころ余りに平板なストーリーテリングに退屈を覚えることも少なくありません。

やはり恋愛ものというのは日常のディティールを細かく描いたほうがこちらも感情移入でき、登場人物も身近に感じられるものです。

また、頼、雫、昴の3人についても、頼と雫はともかく、昴という男の子が何を考えているのか分かりません。確かに頼と雫を暖かく見守るのはいいにしても、幼い頃からずっと親しくしていたからには雫ととっくに交際していてもいいはずです。

それが突然帰ってきた頼にあっさりと譲ってしまうというのは、余りに物分りがよく、葛藤がなさすぎる気がします。

とはいえ、全体として恋愛場面は非常に魅力的。一場面一場面のロマンチックさを味わうのが本当の鑑賞法でしょう。

関連記事

『センセイ君主(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)

『累-かさね-(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)

『青夏 Ao-Natsu(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含...

外面が良いにも程がある。

『外面が良いにも程がある。(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍

恋は雨上がりのように

『恋は雨上がりのように(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)|電子書籍

片翼のラビリンス

『片翼のラビリンス(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍

『虹色デイズ(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)

3D彼女-リアルガール

『3D彼女 リアルガール(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)|電子書籍

銀魂

銀魂の面白い回・セリフ・感想まとめ14選(漫画・アニメ)|U-NEXTで一気見