『累-かさね-(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)

『累-かさね-(漫画)(漫画)』のあらすじ(ネタバレ注意)と電子書籍を読むことができる動画配信サービス(VOD)をご紹介しています。

『累-かさね-(漫画)(漫画)』を読むならU-NEXTがオススメ!!

『累-かさね-(漫画)(漫画)』はU-NEXTで読むことができます。

31日間の無料トライアルで貰えるポイント(600円分)を利用すれば、『累-かさね-(漫画)(漫画)』を実質無料で読める可能性があります。

『累-かさね-』を無料で読めるか3秒で確認!!

※本ページの情報は2018年7月時点のものです。最新状況は公式サイトにてご確認ください。

『累-かさね-』のあらすじ(ネタバレ含む)


【醜い少女が亡き母に託されたのは、「他人と顔を入れ替える」という魔法の口紅】
生まれつき醜い顔の少女「淵累(ふち かさね)」。彼女は今は亡き偉大なる美人女優「淵透世(ふち すけよ)」の実の娘であったが、その母の美貌や名声からはかけ離れた自分の醜い容姿に絶望しながら生きていた。

町を歩けばすれ違う人々から気味悪がられ、通っている小学校でも同級生達からのイジメに遭う日々……。そのイジメの一環で累は小学校の学芸会でヒロイン役を押し付けられてしまう。

実は累には母親譲りのたぐいまれなる演技力があったのだが、今度はそれが災いして周囲からの嫉妬を買い、そのヒロイン役もイジメのリーダーである「西沢イチカ」に奪われる羽目に。

しかし、累は生前の母が言い遺した「『口紅』を使いなさい」という言葉を思い出す。そして亡き母の言いつけどおりに口紅を塗った状態でイチカにキスをすると……なんと累とイチカの顔が入れ替わっていた!

口紅によって変わっていく累の人生と、それによって新たに生まれる波乱

口紅の力でイチカの顔を手に入れた累は、そのままイチカのフリをして学芸会の舞台に上がり、その愛らしい顔と高い演技力でもって観客を魅了。

同時に「美しかった母の正体も実は自分と同じだったのでは?」と思い至る。その日の内に累の顔は本来の自分のもの――醜い顔へと戻り、そして一時的に顔を奪われたイチカは混乱の末に小学校の屋上から転落死……。

それにより幸か不幸か口紅の秘密を知る者はいなくなり、累の中に「醜い自分を捨てて、美しい誰かになる」という意思が生まれていった。それから数年後、累の下に「羽生田釿互(はぶた きんご)」と名乗る中年男性が現れる。

彼は累の母・透世と一緒に舞台の仕事をしていた元演出家で、口紅の秘密を知る者でもあった。羽生田の協力を得ながら、累は「丹沢ニナ(たんざわ ニナ)」という一人の女優志望の女性に成り代わる事に成功。

ニナの美しさに累の演技力が加わって、丹沢ニナという新人女優は見る見る内に演劇界の注目の的となっていく。

しかし、その急激な出世は累とニナそれぞれの心を惑わしていき、次第に二人の間に修復不可能な傷を生んでいく。さらには口紅や透世の秘密に関わる別の人物との出会いももたらしていくのであった……。

知られてしまった口紅の秘密と、累の最後の公演

ある事情から「丹沢ニナ」に成り済ます生活を続けられなくなった累は、新たに「野菊(のぎく)」という名の女性の顔を借りて活動する事に。

その顔は生前の淵透世と瓜二つ……世間では正に透世の生き写し、再来として話題をさらう。それもその筈、野菊の正体は「“本来の”淵透世」の娘であったのだ。

野菊は累の母――女優・淵透世に全てを奪われた自分の母の境遇を知り、そして今また同じように累に人生を奪われていたニナの無念も汲み取って、累への復讐を決意。

累からどうにかして魔法の口紅を奪い取り、偽りの顔で栄光と称賛を得ている彼女を地獄に叩き落とせないかと画策する。しかし累と羽生田も自分達の行いが少しの油断で全て台無しになりかねないのは十分に承知しており、なかなかその隙を見せない。

両者の攻防はさらに何人かの人物を巻き込み、苛烈な争いとなっていく。そんなおぞましい戦いの末、累たちの出した結論は「自分達の境遇をモチーフとした新作舞台の公演を持って、口紅を使った累の入れ替わり生活にピリオドを打つ」というものだった。

脚本・演出はは累と透世をよく知る羽生田が手がけ、それを累が演じる事に。彼女達は果たして己が願いや執着などをこの最後の公演で消化して、本当に幸せを掴む事ができるのか?

『累(かさね)』の感想


【口紅を巡るスリリングな駆け引きと、予想のつかないストーリー】
「キスした相手と自分の顔を入れ替える」という不思議な「口紅」を使い、醜い顔に生まれてしまった主人公が他者に成り済まして称賛と名声を手に入れていく漫画、「累」。

2018年中に雑誌連載が完結する見込みで、同年9月7日には実写映画の公開も予定されている人気作品ですね。

その見所は何と言っても、美貌と周囲からの憧憬を得るためならば何だってしてみせるという主人公・累の執念、そして魔法の口紅とその秘密を巡る登場人物達の駆け引きでしょう。はたして累は口紅の力を使いこなして希望と光に満ち溢れた別人としての人生を歩めるのか?

それとも秘密を暴露されてしまい、掴みかけた幸せを全て失ってしまうのか?そんな危うい綱渡りのような累の戦いから最後まで目が離せません。

いつ使えなくなるか分からない口紅と他人の顔

読み始めてまず最初に気になったのは「口紅はいつまで使えるのか?」というものでした。例えば使用期限。口紅って普通はなかなか使いきれないものですよね。

同じ口紅をそんなに長いこと使い続けないですし、物語序盤の累も入れ替わりをするのはそう頻繁ではありませんでした。

しかし羽生田の登場によってプロの女優(の代役)としての生活が始まると、毎日のように口紅の力で美しい顔を借りて稽古場へ出かけるようになりますから、「これは遠からず口紅を使い切ってしまうのではないか?」と。

亡くなったお母さんの形見の品なので予備なんてありませんし、買い足す事も出来ませんからね。また「口紅による入れ替わり効果はおよそ12時間」という制約もあり、一日に数回キスをしなければいけない場面も出てきます。

そして勿論だれかに奪われたり捨てられたりする危険性だって孕んでいます。そういった事を考えると「いつか口紅が使えなくなる日」というものを意識せざるをえなくなり、その力に頼って生きている累の人生がとても儚く頼りないものに思えてなりませんでした。

しかし美しさの持つ魔力に魅入られ、醜い顔をしていた頃の自分がどれだけ惨めだったかを改めて思い知った累から、今さら口紅と他人の顔を取り上げるというのもあんまりな話で……。

かといって誰かに「累のためにずっと顔と人生を貸してくれ」と頼むのも酷いですしね。いったいこの物語はどういった決着を迎えるのか、とても気になります。

美に翻弄される女たち――その迎える結末は?

醜く生まれてしまったがために苦渋の半生を送る事となった累と透世の母娘。それとは対照的に美しく生まれたがために男性から酷い扱いを受けて育った野菊。

「累」は、そんな美に翻弄されながら生きる女性達の物語でもあります。序盤で累が受けていた同級生からのイジメや、町を歩いているだけで引かれたり嘲笑されたりする描写はとても印象的でした。

他人の容姿を笑う者達のその心根こそ醜いものだと思わされるお話ですが、いざ自分が彼らと同じような状況になった時、はたして何も思わずに普通に接する事が出来るだろうかと考えさせられてしまいますね。

逆に美しい人を前にして特別扱いせずにいられるかも疑問です。それだけ私達は他人を見た目で判断してしまいがちで、相手がその心の中に抱えているものまでは見通せないし、なかなか思いを馳せる事も出来ません。

そんな残酷な世の中を必死に生きようとしているのが累という女性なわけで、そう思うとやっぱり彼女を単純に悪人だと突き放せなくなるんですよね。

どうにかして彼女にも幸せになってほしい……例え口紅や誰かの顔を利用してでも、あるいはそれらを捨て去ることになったとしても、とにかく彼女の傷ついた心が救われる日が来てほしいですね。

この物語が幕を閉じる時、累の傍に彼女を理解し受け入れてくれる誰かがいてくれるのを願っています。

関連記事

『虹色デイズ(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)

チョコレート・ヴァンパイア

『チョコレート・ヴァンパイア(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍

3D彼女-リアルガール

『3D彼女 リアルガール(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)|電子書籍

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)

『GIGANT(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍

ばらかもん

『ばらかもん(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍

『青夏 Ao-Natsu(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍

ゴミ屋敷とトイプードルと私

『ゴミ屋敷とトイプードルと私(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)

恋は雨上がりのように

『恋は雨上がりのように(漫画)』のあらすじ・感想(ネタバレ含む)|電子書籍

片翼のラビリンス

『片翼のラビリンス(漫画)』のあらすじ(ネタバレ含む)|電子書籍